ファミリーレストランでのんびりできるなら、やっぱりスイーツも食べたいですよね。 メニューを見ればどれもこれもおいしそうです。
写真だけをみて「食べてみたい!」と選んでもらうために、メニューにはクリームたっぷりのパンケーキやビッグサイズのパフェなど、写真映えする華やかなスイーツが数々載っています。 当然エネルギーも心配になってきますよね。
よく見れば、ファミリーレストランのメニューにはたいていエネルギー値が示されています。
でもせっかくスイーツを食べるのにエネルギー値ばかりを見ながら選ぶのではつまらないですよね。
今回はファミリーレストランでのスイーツの選び方を解説したいと思います。
目次
ファミリーレストランでスイーツを摂取する際の注意点
まずはファミリーレストランでスイーツを摂取する際の注意点としては
- 食後のスイーツはエネルギー超過
- おやつにスイーツを食べるなら前後で調整
- 消費エネルギーを増やす
この3つを意識するようにしましょう。
食事後のスイーツはエネルギー超過
ファミリーレストランで何を召し上がったかにもよりますが、たいていの場合、食事をしただけでエネルギー摂取は十分と言えるでしょう。
さらにそこからスイーツを食べようとしているということは、かなりのエネルギー超過だということは自覚しておく必要があります。
だからと言って、ここで数キロカロリーをけちって食べたいものを我慢するのはナンセンス。 なぜなら、すでに「食べ過ぎ」だからです。
ですから、ファミリーレストランで食事 + スイーツ という幸せたっぷりコースを味わった方は、ランチであればその日の夜ご飯から、ディナーであれば翌日から、3~5回分の食事を少しずつ少なめにするくらいのイメージで調整をしましょう。
おやつにスイーツを食べるなら前後の食事の主食は控える
食べるメニューはスイーツだけという方。ときにはスイーツもたっぷり楽しみたいですよね。
1日の摂取エネルギーのうち、間食から摂取するのは200キロカロリーまでが目安となっています。 多くのスイーツメニューはこの上限を超えています。
ですから、スイーツを食べた場合、オーバー分は前後の食事で調整しましょう。
適している調整方法としては、前後の食事の主食(ごはんやパン、麺類など)を抜くこと。
3食の主食をしっかり食べたうえ、スイーツまで食べたのでは炭水化物の摂り過ぎになってしまいます。
ここで注意していただきたいのは、本来は「スイーツは主食の代わりではない」ということです。
スイーツを食べたいからといっていつも主食を抜くというのはNG。
でもたまにしっかり食べてしまったスイーツの調整は、同じ炭水化物でしましょう。
消費エネルギーを増やす
スイーツで摂取したエネルギーの余剰分は、前後の食事で調整するというご説明をしましたが、この考え方は
- 摂取エネルギー > 消費エネルギー
にならないように
- 摂取エネルギー = 消費エネルギー
となることを考えています。 つまり、摂取エネルギーが大きくなったのであれば、消費エネルギーを増やすことで余剰分を補うこともできるのです。
消費エネルギーを増やすためには、運動量を増やすということになります。 ちょっと食べ過ぎてしまった日は身体を動かすようにした方が良いでしょう。
ただし、運動だけではエネルギー消費量は意外と大きくなりません。 「運動したから大丈夫」なんてスイーツを楽しんでいたら、確実に太ってしまいます。 気をつけましょう。
メニュー選びのポイント1:洋スイーツよりは和スイーツ
スイーツを食べていると過多になりやすい栄養素に
- 炭水化物(糖質)
- 脂質
があります。甘さとコクを与えるこれらの栄養素、おいしいわけですね…。
糖質と脂質はどちらもエネルギーを持っている栄養素です。 ですから「どちらもたっぷり」というのは、やはりいけません。
この観点で考えると、
- 和スイーツ→餡・蜜・餅といった炭水化物の多い食材で構成されていることが多い
- 洋スイーツ→小麦粉・砂糖といった炭水化物の多い食材と、バター・クリームなどの脂質の多い食材の組み合わせ
ということで、洋スイーツはやはりエネルギー過多になるので選ぶなら和スイーツがおすすめです。
ただ、洋スイーツの中でもバターやクリームの使用量が少ないものを選べば糖質・脂質の同時摂取とはなりにくいというポイントを抑えれば洋スイーツでも問題はありません。
洋スイーツならコーヒーゼリーがおすすめ
洋スイーツより和スイーツがおすすめと言われても、好きなのは洋スイーツという方も多いでしょう。
せっかく食べるのに、本来の希望と違うものを食べるのも、なんだかおかしな話です。
洋スイーツメニューの選び方のコツは先ほどもあったように バターやクリームの使用量が少ないものを選ぶこと。
おすすめはコーヒーゼリーです。
ゼリー系のスイーツは容器に流し込んで固めているタイプが多いので、通常のケーキでよくある「ボトム」部分がありません。
ボトムとは、底に位置するケーキなどの土台部分のこと。
ボトムがあると器移動がしやすかったり、味のバランスが取りやすかったり、食感のアクセントになったりするというメリットがあります。
また、「かさを増す」という役割もあり、ボトムを敷くことでケーキにボリューム感が出ます。
ボトム部分には、スポンジやクッキー生地、パイ生地など小麦粉やバターと合わせて作るものが多いので、糖質×脂質の組み合わせになりやすいと言えます。
ゼリーは多くの場合ゼラチンで固めていますので、栄養素としてはたんぱく質。 もちろんエネルギーはありますが、たんぱく質や糖質は1グラムあたり約4キロカロリーであるのに対し、脂質は1グラムあたり約9キロカロリーのエネルギーを持ちます。
ゼラチンで形成されたスイーツの方がエネルギーを抑えやすいのです。
もとは液体であるものをゼリー状にしていることで、ボリューム感は劣りませんから、しっかり満足もできるでしょう。
ここで気をつけたいのは、ゼリー系とムース系は同じようにつるんとしたスイーツですが、同じではないということ。
ムースやババロアといったスイーツには生クリームが入りますので、「ボトム」がなくても脂質が入ってきます。
また、コーヒーゼリーを食べる場合でも、上面にたっぷりクリームが絞られていたり、かけたりして食べたのでは脂質が入ってきますから、調節しながら食べましょう。
メニュー選びのポイント2:チョコレートケーキならチョコレート生地を焼きこんだタイプ
チョコレートケーキの特徴と選び方
チョコレートケーキの魅力は濃厚な味わい。
チョコレートには砂糖はもちろん、カカオバターも含まれていますから、糖質×脂質の組み合わせになっています。 エネルギーは高くなりがち。
たとえば生チョコレートケーキのような、生地とチョコレートクリームの組み合わせとなっているケーキ。
これは生地にもクリームにも脂質が多く含まれるので、あまりおすすめではありません。
ガトーショコラのような、チョコレート生地を焼きこんだタイプ。
決して低エネルギーとは言えませんが、チョコレートケーキメニューの中では比較的選びやすいと言えるでしょう。
添えられてくるクリームをつけすぎないようにご注意を。
ブラウニーも同じく焼きこんでいるチョコレートメニュー。
ナッツなどが混ぜ込まれている分脂質がプラスされますが、生地への脂質使用量はケーキ類ほど多くなく、また小ぶりにカットして食べるので調整しやすいメニューです。
メニュー選びのポイント3:チーズケーキならスフレタイプのチーズケーキ
チーズケーキの特徴と選び方
チーズは乳製品ですからカルシウムが多くて良いのでは?と思われるかもしれませんが、乳脂肪が高いのでやはり糖質×脂質の組み合わせになりがち。
しかしチーズケーキでうれしいのは、メニューバリエーションが豊富なところ。
おすすめなのは、スフレタイプのチーズケーキ。
スフレは卵白をメレンゲに泡立ててふんわりと焼き上げるケーキなので、チーズの味わいは楽しめるものの、ケーキとしては軽い仕上がりなのです。
レアチーズケーキはつるんとしたのどごしでおいしいのですが、クリームチーズもたっぷり、生クリームもたっぷり、卵もたっぷりと原材料は栄養満点です。
人気のニューヨークチーズケーキも、濃厚な味わいからもわかる通り、栄養満点の材料をじっくり焼きこんでいます。
さらに食感を足す、底にクッキー生地などが敷かれている場合も多く、脂質含有量がかさみやすいとメニューです。
メニュー選びのポイント4:アイスクリームは低カロリーでおすすめ
ファミリーレストランの定番スイーツメニューに加えられているアイスクリーム。 実は優秀なスイーツです。
本来ファミリーレストランでアイスクリームは、スイーツメニューで皿盛りをしたり、パフェにしたりする場合に使われているもの。
しかし、厨房にはあるので、単品でも出しているといった程度の扱いで、メニューでもそんなに大きく掲載されていません。
でもアイスクリームを食べただけでも結構スイーツを食べた満足感が味わえます。
間食は1日200キロカロリー以内が目安になるとお伝えしましたが、アイスクリーム単品だとこの範囲におさまる場合もあります。
スイーツを食べた満足感は味わえるのでおすすめ。
ただ、摂取時の注意点としては身体を冷やし過ぎないように温かいドリンクもあわせてとること。
身体を冷やす過ぎると代謝が落ちますので、少しでも抵抗しておきましょう。
洋メニューではコーヒーゼリーがおすすめだということを先ほどお話しました。
コーヒーゼリーメニューでは上面に生クリームではなくアイスクリームが添えられてくるものも多くあります。
スイーツのボリューム感はたっぷりながら、比較的スイーツメニューの中ではエネルギーを抑えながら楽しめる、選びやすいメニューだと言えるでしょう。
まとめ
ファミリーレストランでもスイーツを食べたいという方、なんとなくメニュー選びのコツがつかめてきたのではないでしょうか。
おいしそう!とページをめくりながらでも、どこかしっかり自制心を働かせて、リミッターを崩壊しないことが大切です。
ただし1度の食事だけがすべてと考えず、前後での調整がしっかりできれば、ときにはスイーツも楽しんで良し!
たまに食べるからこそ、うれしさやおいしさもひときわではないでしょうか。
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